Shimpei Wakida's Blog

日々の学びをゆるりと.

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』読んだ

 

ビジネスにおいて、これまでは論理思考に基づき導き出される正解を出し続ければよかった時代でした(=サイエンス)。論理的に正しい分析的な情報処理能力は、長い間ビジネスパーソンにとって必須のスキルでした。

しかし、情報が民主化され、多くの人が論理思考を身につけました。結果、論理的に正しい結論を出すことは「他人と同じ」正解を出すこととイコールであり、正解がコモディティ化しました。

消費においても、「機能の充実」が価値だった時代から、機能がコモディティ化し、より体験や消費そのものが「オシャレ思考」へと進化しました。

つまり、現代の経営において、サイエンスだけで差別化を行うことはできず、よりアート的な意思決定が求められるようになりました。

そこに気づいた世界のエリートは、アート的な感覚を磨くため、より美意識を鍛えている、そういった趣旨の本でした。

 

山口周さんの本は他にもいくつか読んだことがあります。『Amazon.co.jp: ニュータイプの時代 』、『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』、『外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント』などを読みましたが、どれも独自の示唆を与えてくれるので、個人的にとても好きな作家さんです。

最近は、哲学や自然科学・社会科学系などのリベラルアーツといわれる類の本をちょいちょい読むようになりました。これは山口周さんから受けた影響がとても大きいです。

 

今後も、ビジネス実用書だけでなく幅広くインプットすることで、感性を磨いていきたいと思います。