久々に生き方アップデートされる系の本に出会った。
人は老後のために過剰に資産を溜め込むが、その多くはほとんど使われることなく、なんなら老後も資産を増やし続けて死ぬ。
そんなことをしている暇はなく、今できる「経験」に金を使え!経験こそが人生で最も大切なことである!というのが本書の主張。
余分なお金を稼ぐということは、そのお金を稼ぐだけの時間も無駄にしている。そして、年齢を重ねるほどに体は衰えていき、やりたいこと(やれること)もどんどん減ってくる。
老後に必要な資金も含めてあり金を全部使えということではなく、必要な最小限だけ用意しておき、残りは経験に投資しようねという話。
経験は、「思い出の配当」として死ぬまでずっと人生を豊かにしてくれる。
また、お金・時間・健康のバランスが大事であるが、一番重要なのは健康。金を稼いでも、それを使うだけの体力がないと意味がない。よって、健康への投資(運動・病気の予防等)は早いうちからやっていくべき。
この本を読み終わって、プライベートも含めてやりたいこと全部やったかな?今すぐ死んでも後悔しないかな?と自問自答したら、Noだった。
仕事に対しては持ちうる全ての時間を投資して向き合っているのでそれなりに満足感はあるが、プライベートはまだまだ。「新婚旅行で行きそびれたグランドキャニオンにいきたい」「もう一度屋久島に行きたい」「格闘技習ってみたい」「ボイトレ習ってみたい」などなど、考えればどんどん出てくる。そして、その多くは今すぐ意思決定可能だし始めることも可能だということにも気づく。
ありがたいことに、格闘技習う暇もないほど働かないと生きていけないわけではないほどのお給料はもらえている。それに、お金はまあどうとでもなる。今は33歳だから全然動けるが、これがあと10年してまだ格闘技ができるほどの健康体でいられる保証はどこにもない。
こうやって書いていると「おれってそんなに格闘技やりたかったっけ?」という逆の疑問も湧いてくるが、このまま死んだらちょっと後悔はしそうなのは確か。ということで、早速昨日キックボクシングジムの無料体験にいってみた。実際やってみると、めちゃくちゃ爽快。思った以上に全身のパワーを使う。何かを合法的に思い切り殴る蹴るという不思議なスポーツだなと感じるなど、まさに新しい「経験」だった。
ボクシングは純粋に楽しかったし、運動不足解消にもダイエットにもよさそうなのでこのまま続けようと思う。
そしてこれからも、新しい経験にどんどん投資していきたい。
割と真面目に生き方アップデートされている。