『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』に登場するビジネス書マンダラ(これだけ読んでおけばOK的なやつ)の一冊
本書のコンセプトは、「『偉大なマネージャーになる』という旅の目的地に辿り着くための道しるべ」。その「マネジメントの旅」はどういうもので、その途中では何が起きるか?が詳しく書かれてある。
マネージャーに求められる役割が、体系的に網羅的にインプットできる良書だった。
プレイヤーからマネージャーになった時に求められるマインドセットの変化についても分かりやすく書かれている。これからマネージャーになりたい人や新米マネージャーにとってマネジメントの理解を深めるよい教科書になると思う。
現職のマネージャーにとっても、偉大なマネージャーになるというゴールに対しての現在地が把握できてとても良い本だった。
印象的だった内容は、社内政治を真っ向から肯定し、マネージャーはうまく乗りこなさねばならないと明言してあることだった。
マネジメントすべき対象として①自分、②人脈、③チームの3つがあり、②人脈がそれにあたる。
マネージャーは、他者を介して自チームの生産性を上げるのが仕事。自チームの生産性を上げるためには、当然関係する社内外の重要ステークホルダーと良好な関係を築く必要がある。これこそがまさに社内政治。
もちろん社内政治だけを頑張ればいいという訳ではなく、自分のマネジメント・チームメンバーのマネジメントと同じくらい社内政治も大事ですよ、という話だった。