Shimpei Wakida's Blog

日々の学びをゆるりと.

『付加価値のつくりかた 一番大切なのに誰も教えてくれなかった仕事の本質』読んだ

Audibleにて聴了。記事執筆時点でAudible聴き放題対象。

付加価値とは、コスト(原価)を超えてお客さまのニーズを満たす部分であり、ニーズを超えた部分はムダである、というのが印象的でした。

具体例として、高機能な洗濯機が挙げられていました。日本製の洗濯機は「洗浄力がすごい」などという売り文句をよく使いますが、正直洗浄力で困ったことがある日本人ってほぼいませんよね、と。

それよりも、たとえば「操作や機能がシンプルである」みたいな方がニーズとしては大きいはずです。

つまり、日本製洗濯機の「洗浄力がすごい」という機能は、ニーズを超えたムダになります。

僕はエンジニアになる前食品メーカーに勤めており、工場の生産現場で5年ほど働きました。そこでは、キーエンス製のセンサーがありとあらゆる場所で使われていて、個人的にもキーエンス製センサーがすごく好きでした。「値段は高いけど、性能はバツグン」というキーエンス製品のすごさを、ユーザーとして現場で感じていました。

他社製品に比べて数倍高価であっても、「ここは精度が欲しい!」という場所では迷わずキーエンス製センサーを使っていました。

(当時工場で働いていた僕たちのような)ユーザーのニーズを捉え、付加価値が提供できれば、競合製品と比べて高価でもお金は払ってもらえる。そう当時を思い出して、懐かしい気持ちになりながら聴いていました。というポエムでした。